インターロック クリエイターズブログ

03-3440-1403

平日10時~17時

mailメールで問合せ
←クリエイターズブログトップページ

2018/03/07

そのカタチには意味があります

  • 台の花立に花を生ける

    「花立」が2対ある理由は?

    こんにちは。今日は、新型プレミアム墓石「光珠」の部材構成についてご説明したいと思います。
    「光珠」は、台に1対の花筒、独立した花立が1対と、全部で2対の花を飾ることが出来ます。通常、墓石デザインにおいては、特に地域性や理由がない限りは1対であることが多いのですが、「光珠」はその倍、4か所に花を飾るところがございます。
    なぜでしょうか?
    その理由を述べさせていただく前に、まず、「光珠」を構成する部材に込められた考えからご説明させてください。
  • 台が花と水鉢の模様を引き立てる

    空・風・火・水を支える台(大地)

    「光珠」は竿石が空とすると、スリンは風であり、水鉢は湖、台はそれらを支える大地をイメージしています。そこに咲き誇る花々のイメージとして、「光珠」の台に花筒を設けました。
    この発想は、平安時代に日本で五輪塔が生まれた時の元となった五大思想、「空・風・火・水・地」をモダンに表現できないか、と思ったのが始まりでした。
    そこからデザインを進めるうちに「光珠」の構成が、
    空=竿石、風=スリン、火=花、水=水鉢、地=台
    と決まっていきました。
  • 全ての花立に花を飾った「光珠」

    末永くお参りして頂くために、大切にしたい機能の話

    では、1対の独立した花立を設けたのはなぜかというと、これは純粋に機能面からになります。
    まずは手前にも花を配置して華やかを出すという理由が一つ。もう一つは、実際の墓所建立では、使い勝手を考えて花立を石塔の前から離して置く地域もあることを考慮した結果です。
    そんな理由?と思われるかもしれませんが、お墓は何代にも渡って使われるもの。墓石のデザイナーがこの世を去っても、そこに手を合わせる方がいらっしゃる限り、そこにお墓はあり続けます。常にお施主様、そして跡を継ぐ方々の立場に立ったデザインを心掛けたいと思います。