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2018/04/16

公開シンポジウム「日本人のお墓作りはこの方向でよいのか」

  • 写真手前側の都庁議会棟会議室で開催されました
  • 第1部は東京都石材業政治連盟吉田会長による基調講演「日本人のお墓作りはこのままでよいのか」

    各分野の専門家が警鐘を鳴らす、お墓の簡素化のその先は…?

    本日、東京都庁で開かれた公開シンポジウム「日本人のお墓づくりはこのままでよいのか」(主催:東京都石材業政治連盟・都議会自民党霊園問題研究会)(協力:一般社団法人全国優良石材店の会・一般社団法人日本石材産業協会・全国石製品協同組合)を聞いてまいりました。
  • 基調講演の資料より。10代のお墓参りへの意識は意外に高い

    変わる若者の死生観

    第1部は東京都石材業政治連盟吉田会長による基調講演でした。その中で興味深かったのは、昨年「NHK国民アンケートクイズ リアル日本人」(2017年8月7日TV放映)で取り上げられたお墓参りについてのアンケート結果です。 お墓参りというと、高齢者の習慣のようなイメージをお持ちかもしれませんが、「お墓参りに行きたいか?」という問いについては、何と真逆の結果に。10代の「行きたい」解答が75%と、他の世代と比較するとトップでした。(20代の「行きたい」解答は70%で2位)
  • 十代、二十代ほどお墓の存在意義を感じている調査結果が。

    お墓を引き継ぐ世代の声に応えたい

    今、お墓の簡素化に伴って、「墓じまい」という言葉が広まっています。2部のシンポジウムでも聞かれた話なのですが、お子さんがいらっしゃる方ほどなぜか「子供に迷惑をかけたくない」と墓じまいを急ぐ傾向にあるそうです。 先祖から脈々と命が引き継がれてきた証がお墓です。まずは、ご家族でお墓の将来を話し合われてみてはいかがでしょうか。私たちもお墓のデザインを通して、お墓の価値を伝え続ける義務があると実感した講演でした。
  • 2部:シンポジウム。左から田辺靖雄先生(歌手)、長江曜子先生(聖徳大学教授 お墓文化研究者)、高橋信博先生(都議会自民党霊園問題研究会会長)、吉田剛(東京都石材業政治連盟会長)、加地伸行先生(大阪大学名誉教授 儒教研究家)、吉村作治先生(東日本国際大学学長、早稲田大学名誉教授)
  • 田辺靖雄先生(歌手)。歌手の立場から、歌とお墓の類似性について語られました。
  • 長江曜子先生(聖徳大学教授 お墓文化研究者)より世界と日本のお墓事情について語られました。
  • 左が加地伸行先生(大阪大学名誉教授 儒教研究家)。儒教文化と日本人の密接度について語られました。右が吉村作治先生(東日本国際大学学長、早稲田大学名誉教授)。考古学の見地からキリスト教・ユダヤ教・イスラム教の死生観について語られました。
  • 左が高橋信博先生(都議会自民党霊園問題研究会会長)。都民の正しいお墓のあり方を模索勉強されています。右は吉田剛(東京都石材業政治連盟会長)
  • 各専門家の方からの興味深い話を聞くことが出来たシンポジウム